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行動の最小単位を"家族"と捉えてつくった家
~川崎市 U邸~
家族が集うキッチン
お料理好きの奥様が考える暮らしのイメージは、家族皆んながキッチンに立って料理ができる家。
以前のお家でも、年少の息子さんが奥様のお料理を手伝い、旦那様は隣でお皿洗いをしながらみんなの様子を見守る。今は生後間もない娘さんも、数年後には一緒にキッチンに立ってお料理をしたい。そんなご家族みんなが一緒になって過ごす時間を大切にされたいことが、お話を聞く中で言葉の端々から感じられました。
購入を決めた物件は、南東向きに3箇所の開口があるお部屋。壁の間仕切りを取り払うことで開放的な空間が出来そうだと、ご内覧当時から話していました。そんなお部屋の特徴と、ご家族みんなが集まる空間を考えたとき、自然と、キッチンをお部屋の中心に据えた 間仕切りのないプランが浮かび上がってきました。
- エリア神奈川県川崎市
- プラン1LDK
- 面積70.83m2
バルコニー面積 11.94m2
- 構造鉄筋コンクリート造り
- 建築年1997年築
- 所在階1階
- 主採光南東
- プロデュース和泉 直人・森 真澄 / NENGO
- 設計近藤拓馬・鈴江悠子・秋元俊介 / ondesign
キッチン周辺には、それぞれ目的の異なるスペースが設けられています。ご自宅での仕事や勉強に利用するスタディコーナーや、おもちゃを広げる遊び場となる子ども部屋、
外で使った趣味のアウトドアグッズや、ベビーカーなどの持ち運びをスムーズに行えるようにと仕上げた玄関から続く土間スペースなど。
設計当初は、お部屋の広さに対し これらすべての空間をつくることは難しいのではと考えていました。ですが、床材の切り替えや、天井に配した愛猫ちゃんたちのキャットウォークで視覚的に各スペースの区切りを意識させることで、一続きの空間となっていながらも、用途ごとの空間をつくることが叶いました。
また、旦那様の毎日のくつろぎの時間だというバスタイムがより充実するよう、
お風呂は「在来工法」を採用しました。つるっとした素材に囲まれた既製品のお風呂ではなく、ほの明るいリラックスできるバスタイムを演出するための選択肢でしたが、一般的に見るとユニットバスよりもコストがかさむため当初はプランに入れておりませんでした。
ですが、打ち合わせが進む中で改めて工事費と工期、そしてお客様の叶えたい暮らしを検討したところ、
在来工法がご自身たちにとってベストな選択だと判断し、設計途中で方向性を切り替えました。
全体のバランスを見ながら、どのように理想を叶えていくか。
一つひとつにそんな問いかけをしながら、自身で決めていくことのできるリノベーションの醍醐味がこのプロセスにはありました。
ご入居前には、「ポーターズペイント」という塗料の中から こだわり抜いて選んだ色を、ご家族や親御さま、ご友人を呼んで皆で壁に塗り上げていきました。南東向きのお部屋から入る光は、小さな石の粒子が入ったこの塗装による“陰影”を壁面につくりつつ、玄関まで届いていきます。そんな表情豊かな様子を見る度に、内装の一つひとつをお客様ご自身で吟味してきて、さらには自らも手を掛けてつくり上げたできた「愛着」が、日ごとに増していくことと思います。
- 床
LDK :フローリング・オーク(オイル塗装仕上)
寝室:フローリング・オーク(オイル塗装仕上)/ 畳
ワークスペース:フローリング・オーク(オイル塗装仕上)
玄関:モルタル金鏝仕上げ
- 天井
LDK :AEP塗装
寝室:AEP塗装
ワークスペース:AEP塗装
玄関:AEP塗装
- 壁
LDK :PORTER'S PAINTS塗装(STF・HALF STRENGTH DUSTY MULE)
寝室 :PORTER'S PAINTS塗装(STC・HALF STRENGTH DUSTY MULE)
パントリー :PORTER'S PAINTS塗装(STF・BLUE REEF)
ワークスペース:PORTER'S PAINTS塗装(EGG SHELL・ADMIRELY NAVY)
- 浴室 在来工法(FRP防水・トップコート仕上)
- エリア神奈川県川崎市
- プラン1LDK
- 面積70.83m2
バルコニー面積 11.94m2
- 構造鉄筋コンクリート造り
- 建築年1997年築
- 所在階1階
- 主採光南東
- プロデュース和泉 直人・森 真澄 / NENGO
- 設計近藤拓馬・鈴江悠子・秋元俊介 / ondesign
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眺めのいい家
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