建築家”吉柳満”が手掛けた劇場型商空間

東京都北区のJR京浜東北線「上中里」駅徒歩1分、

いや、もはや”駅直結”と言っていいほどの立地に今回の物件はあります。

 

JRの駅前となるとガヤガヤしている印象を持たれるかたがほとんどだと思いますが、

上中里はかなり駅前が落ち着いている駅になります。

駅の南側についてはマルエツプチがあるもののコンビニもありません。

「上中里」駅は東京23区内のJR駅で乗降客数の少ない駅として数えられております。

ただ上中里駅⇔東京駅は乗り換えなしで乗車時間18分の距離ですのでかなり良い立地です。

 

駅徒歩1分ですと「電車の音がうるさいんじゃないの!?」と思いますよね。

上中里駅は傾斜地にあり、

線路の北側は線路と同じ高さのため、音は気になると思いますが、

線路の南側については、線路より約10mほど高い位置にあるため電車の音はほとんど気になりません。

 

そんな駅の改札を出て一番最初に目に入る建物が今回の物件となります。

 

敷地は約47坪

その敷地内に建物が3棟建っており、すべてが売買対象となります。

 

建物は大阪の吉本興業「梅田花月シアター」を手掛けた吉柳満氏が設計を担当した

劇場型商空間です。

 

コンセプトは

「狭小敷地の駅前大開発」

※駅前だと敷地47坪でも狭小扱いです。

 

劇場×桟敷×庇小屋の3店により構成されておりました。

 

<建物1>劇場

1993年築の地下1階地上2階建 RC造

こちらの地下1階-地上1階は元々”焼き鳥屋”として営業されておりました。

(地上2階部分は居住スペース)

狭い三角形の土地でどう効率よくエンターテインメントを感じるコミュニケーションの場を造るかで

所有者と建築家”吉柳満”が知恵を出し合い、

「亭主を舞台とした小劇場空間」を造り上げました。

 

カウンター席以外は注文品を”おかもち”を使って(2個の滑車で上げる)届ける仕組みになっており、

その行為がサービスとして感じてもらえるような人空間、最少人数で運営できるよう綿密に計算された構成となっております。

 

現在は所有者の奥様の仕事関係の倉庫として使われております。

 

<建物2>桟敷

2011年築の地上4階建て+屋上

1-2階は元々同じく”創作和食居酒屋として営業されていました。

建物1が上手くいき、2店舗目として同じような建物構造で再び吉柳満氏とタッグを組み建築されました。

イメージとしては映画館のような構造になっており、杉材を使った暖かみのある空間となっております。

現在こちらの1-2階は民泊施設として利用されております。

 

3-4階は現所有者の住居です。

左右対称に作られており、吹き抜けの解放感は圧巻です。

浴室も木材でできた浴槽に全身鏡、こちらも線対称の構造となっております。

屋上からは周辺を一望できます。

屋上にはNTTドコモのアンテナが設置しており、敷地利用料として年間約74万円の収入があります。

→この収入だけで土地建物の年間固都税は十分に賄えております。

 

<建物3>庇小屋

2011年築の平屋。

わずか3.7坪の台所建築物から持ち出した庇下に客席スペースをデザインした

立ち飲みスタイルの屋台的な空間、昔ながらの横丁のような雰囲気を醸し出しております。

こちらは現在、休業中です。

 

 

 

個人の方が3棟をすべて運営/利用するのも良いですが、

1棟は自ら利用し、残り2棟は貸しに出す

もしくは3棟すべて別々のかたに貸しに出す

なども当然可能です。

シェアハウスとしての利用もありだとは個人的に思っております。

 

◇物件詳細リンク(SUUMO)

https://suumo.jp/chukoikkodate/tokyo/sc_kita/nc_77852638/

 

物件名建築家”吉柳満”が手掛けた
劇場型商空間
所在地北区上中里1-47-33
最寄り駅JR京浜東北線「上中里」駅徒歩1分
面積土地面積:156.89㎡ / 建物面積:233.73㎡(3棟合計)
価格2億9,000万円
管理費なし
修繕積み立て金なし
構造RC造
築年月(築年数)1993年/2011年
駐車場なし
現況居住中
引き渡し時期相談
用途地域第一種住居地域
権利所有権
取引態様仲介
担当山田
お問合せ先y-yamada@nengo.jp