リフォームしたい場合の資金工面について

更新日 2023.04.16

「保有している不動産のリフォームをしたいが手元にお金がない」

こういったご相談をいただくことは最近増えてきました。

 

お客様の状況によって何が最善かは異なりますので、

こういったコラムという場では選択肢をいくつかご紹介させていただきます。

 

1,不動産担保ローンを利用する

【有担保ローン】

これはその物件のローンが完済されている(抵当権が付いていない)時に使えます。

ほとんど住宅ローンと同じで、不動産を担保に融資を受けるというシステムです。

ただ、住宅購入時に利用する住宅ローンに比べて

・取り扱い金融機関が少ない

・金利が高い(金利1%以下はまず出ない)

・審査が厳しい(立地や築年数、駅距離、面積で対象外となるケースも)

というデメリットがあります。

不動産担保ローンの場合、借入金の使用用途は問われないのがリフォームローンとの違いになります。

 

2,リフォームローンを利用する

【無担保ローン】

こちらは借入金の資金用途が”リフォーム”に限定されます。

そして、必要以上の借入はできません。

→審査の前にリフォーム会社の見積もりや請負契約書が必要となります。

審査の段階では500万円のリフォーム予定だったが最終的に400万円になった、という場合でも差額の100万円を自由に使えるわけではなく、繰り上げ返済をさせられます。

住宅ローンとの違いは以下2点です。

・返済期間が短いこと(10-15年が一般的)

・金利が高いこと(金利が1%を切ることはほぼない。金利2%であれば好条件)

無担保ローンですが用途が住宅関連に限定されるので、同じ無担保であるカードローン等よりは好条件になります。

 

3,「借換え+リフォームローン」を利用する

【有担保ローン】

住宅ローンがまだ残っている場合にその借換えと、追加でリフォーム分も借入する方法になります。

こちらの主な条件としては

・現在の住宅ローンの残返済年数を引き継ぐ

・リフォーム部分については用途はリフォームに限定される

という点です。

こちらも利用可能な金融機関は少ないです。

◆今借りている住宅ローンの残年数が5年以上

◆今借りている住宅ローンの金利が1.5%以上

◆今借りている住宅ローンの残債が500万円以上

上記の3つの条件に当てはまっていれば利用するメリットはあるかと思います。

 

上記3パターンがリフォーム費用をお得に用意する方法になります。

 

是非参考にしてみてください。