空室44%を満室に「仕立てる賃貸」とは 【事例紹介・鮫洲ブランチ】

更新日 2023.03.24

所有不動産の価値最大化

 

不動産オーナー、地主の方に向け「所有不動産の価値最大化」を図る、おんぼろ不動産マーケットの事例を紹介していきます。

品川区大井町エリア「鮫洲」という土地を半世紀以上見守り続け、歴史と共に歩んできた建物。
長くこの地に佇むマンションの、外装をリニューアルしたいと、ご相談をいただいたのがプロジェクトの始まりでした。
3つの解決ポイントで、建物全体のバリューアップを行い、空室対策と賃料アップを実現できました。

 

 

<解決ポイント①>入居者を先に集めるスキーム「仕立てる賃貸」の採用

 

そもそも「自分らしい暮らし」が多様化している時代、これをすれば入居が決まるといった正解はありません。
そこで、まず先に住まい手を決めて、オーナー・住まい手が一緒になって間取りから考え
リノベーションを行う手法が『仕立てる賃貸』の仕組みです。

住まい手にとっては、賃貸マンションであっても自身の想いや理想を反映させた暮らしを
オーナーと一緒になって創ることが可能となり「自分らしい暮らし」を手に入れることができます。
他にない大きな魅力を差別化ポイントにして、募集活動を行えます。

さらに従来のように先に内装を仕上げないため、先行投資が不要。
所有不動産への確実な投資へとつなげることができる仕組みです。

※内装の自由度はオーナーとのご相談により決定いたします。

 

 

<解決ポイント②>住居からオフィスへのコンバージョンなど、柔軟な利用提案

 

鮫洲ブランチでは、2戸の住宅を仕切る壁を取り払う特注希望にも柔軟に対応しました。
単身者向け2戸→ファミリー向け1戸、さらには住居からオフィス仕様へ
コンバージョン(用途変更)したリノベーションも行いました。

 

 

解決ポイント③>外壁塗装、竪管交換などの大規模修繕で1棟まるごとバリューアップ

 

外装は、外壁塗装で一新しただけでなく、竪管交換など建物全体に大規模修繕をほどこしました。
さらに植栽を植えたエントランスアプローチから、建物名称の設定、ロゴデザインまで
1棟まるごとが生まれ変わるリニューアルを実現しました。

 

空室44%から満室稼働に、さらに家賃もアップ

 

入居者を先に決める「仕立てる賃貸」スキームを軸に募集活動を進めた結果
4割を超えていた空室が全て埋まり、家賃アップにより収益も改善できた事例です。

そんな建物に新たにつけた名前は「BRANCH」。
樹木の粋々と枝分かれするように、この建物から新しいアイデアが世の中へ広げていけるようにしたい。
そして、住まい手は建物から街へ繰り出し、鮫洲に住まう豊かさを生活に取り込んでいただきたい。
そんな想いがこの名前には詰まっています。

<基本データ>

所在地  東京都品川区東大井1丁目

用 途 住居、事務所

築 年 1963年11月

規 模 25.4m2(+バルコニー1.9m2)

構 造 RC

プロデュース NENGO

施 工 NENGO<企画・事業主>東京ディフェンス

その他 企画・事業主/東京ディフェンス