― お部屋のこと ―

明るい日差しが差し込み、風通りの良い、家族が一体感を感じられる家。世の中には「フルリノベーション済物件」が多く見られます。例えば食品だと安心できるという理由で”食品添加物なし（＝無添加）”、”国産原料のみ使用”を価格が高くても購入する方も多いと思います。では住宅はどうでしょうか。世間の”フルリノベーション済物件”はただ安価な新品を組み合わせて作ったに過ぎず、「住みやすさ」「心地よさ」の満足度は低いと思います。今回の部屋は「本物のフルリノベーション物件」です。

お施主様は約5年前に本物件を購入し、弊社にて物件探しからフルリノベーション工事をさせてただきました。

残念ながら家庭の事情で今回手放すことになりましたが、想いの詰まった住宅を気に入ってただけたかたに引き継いでいただければと思います。

こだわりはたくさんありますが、5つご紹介させていただければと思います。

 

▷こだわり①：土間スペース

さっそく玄関扉を開けると現れるのが約3.1帖のモルタル床仕上げの「土間スペース」。施主様の家族構成は夫婦2人＋子供2人＋猫2匹。猫のトイレやアウトドア用品、子供の自転車や趣味関連の品々など、玄関近くにそういった物を置けるスペースがあるとありがたいですよね。室内にモルタル仕上げの空間がある住宅は、既製住宅ではほぼ存在しないのでありがたみをイメージしずらいですが、「あって良かったな」と思ってもらえる空間となっています。

 

▷こだわり②：家族みんなで作業できる広さのキッチン

共働きの家庭ですと、「せめて食事の時間は家族の一体感を感じられるようにしたい」と考えるかたが多いです。本住戸のキッチンスペースは「奥様は料理好きで、色々と手の込んだものを作ったりする。旦那様が洗い物をして、お子様は奥様の料理を手伝う、そうなった時作業しやすいようにできるだけスペースを取って、かつセンスのあるものにしたい」そういった状況把握から完成した本住戸自慢のスペースです。幅約2.6ｍのアイランドキッチンに高級製品「ミーレ食洗機」が取り付けられており、壁には造作棚・約1.7帖のパントリースペースがあり、料理教室とまではいきませんがそれに近い広さを兼ね備えており、料理が楽しめる空間となっております。

 

▷こだわり③：上質な塗装仕上げ　体が喜ぶ天然素材

床は無垢フローリングで、さらに無垢材の良さを引き出す自然由来の木材保護塗料の「オスモ」を使用、壁はこちらもオーストラリアの自然由来の塗料「ポーターズペイント」を全面に使用しています。※ポーターズペイントはDiorやBMWなどいわゆる高級ブランドのショールームの内装にも採用されている素材です。

オーガニックや無添加といったワードが市民権を得てきましたが、住宅でそれについて考えている消費者、生産者（不動産会社）はほとんどいません。住宅の壁の9割以上はビニールクロス仕上げですし、床も無垢材を使用した住宅は1割にも満たないです。

食品を購入する際も初期段階では「とにかく安い」ものを購入していたかと思いますが、ある程度経過すると添加物を避けたり、コンビニ飯を避けたり、材料を国産に拘るようになってきます。

ただ住宅購入は一生にそう何度もあるイベントではないので、”値段の安さ”を最重要視し、比較的高価な天然素材の製品を選ばず、天然素材の良さを知らずに購入するお客様が多いのが現状です。不動産会社も値段を抑えるために高価な素材は使わずにリノベーションを行うため、市場にはなかなか天然素材に囲まれた住宅がないのが現実です。

 

▷こだわり④：1.3帖の半個室空間

新型コロナウイルスで「在宅ワーク」というものが会社員にも普及してきましたが、それに適した空間を持ってるかたはほとんどいません。

漫画喫茶の個室程度の広さの部屋があればベストなのですが、既製の不動産ではまずありません。

またこの部屋は子供の勉強部屋としても使えます。個室ではありますが仕切りはガラスなのでキッチンから見えますし、部屋で籠って勉強するよりは親としても安心できます。

そもそも在宅ワーク、勉強用の部屋であればコンセントの位置なども計算されて設置されていますが、寝室やリビングではそのような設計になっておらず、かつ、私生活の延長過ぎて集中できないという声が多いです。昔であれば「書斎」というスペースがありましたが不動産価格の高騰した日本の首都圏でそういった部屋を持つことは金銭的に難しく、本住戸はまさに”ちょうどいいサイズ”の半個室空間を兼ね備えており、最も時代に合った間取りと言えます。

 

▷こだわり⑤：【猫愛好家の夢】キャットウォーク

猫を飼っているとキャットタワーを持っているかたはいますが、キャットウォークを持っているかたは少ないです。やはり愛する猫には快適に暮らしてほしいと願うかたがほとんどだと思いますが、本住戸は猫愛好家の施主様こだわりのキャットウォークがあり、人間だけでなく猫も快適に暮らせる空間が整っています。

また猫といえば”日向ぼっこ”ですが、本住戸は東南向きで2階の高さに位置し、前面棟はないため十分に日が差し込みます。猫のための家と言っても過言ではないくらいです。

 

 

― 物件としての説明 ―

ナイスステージたまプラーザはA棟（グランドコート）・B棟（ヒルトップコート）に分かれた2棟合わせて52戸のマンションです。

通常マンションの1階ですと「日当たりが悪い」「道路からの視線が気になる」「防犯面が心配」といった理由で【2階以上】という条件で住宅を探す方がいらっしゃいますが、本住戸はあくまで”登記簿上1階”となっているだけであり、通常のマンションの2階となります。

こちらは実際に内覧していただければ、むしろ外から見ただけで「この住戸は2階だ！」とご理解いただけると思います。

 

 

 

― 街のこと ―

神奈川の田園都市線沿いで住みたい駅といえばまず上位に食いこんでくる”たまプラーザ”

東急電鉄が作り出した緑豊かなニュータウンです。たまプラーザだけでも生活は完結しますが、二子玉川まで少し足を伸ばせば渋谷などの都心に行く必要性を全く感じないほどいろいろなものが売っており、たまプラーザ駅から二子玉川駅までも電車で10分もかからない立地となっております。二子玉川は不動産相場もかなり高くなかなか手の届きにくい、実際に住もうにも住めないエリアですが、電車で10分程度で行ける場所のため、二子玉川に住む必要はありません。

小さなお子さんがいても安心して遊ばせる場所もあり、恋人同士でゆっくり時間を楽しむおしゃれな店もたくさんあり、大人がゆっくりした時間を過ごすことができるおしゃれカフェもあります。

 

東名高速のインターも近く、アウトドアをされるかたには魅力的な街となっております。

実際にいくつか街の魅力についてもご説明させていただきます。

 

 

 

▷周辺情報①：美しの森公園

徒歩5分以内の場所には、緑豊かな森が残る美しの森公園があり、遊具があるわけではなく、ただ清流と森と池があるだけの規模は小さいながら自然を十分に感じられる自然公園があります。春には桜も咲き誇り、園内の池には水鳥が毎年この時期にやってきて、悠々と泳ぐ姿は微笑ましく、安らぎの時間が得られます。ヨガを楽しむ人、犬の散歩を楽しむ人、皆それぞれの静かな時間を楽しんでいます。

 

 

▷周辺情報➁：生田緑地

自宅から自転車で20分ぐらい行ったところに、広大な自然公園があります。敷地内には、プラネタリウムがあったり、自然公園があったり、子供も、大人もゆったりした時間を過ごすことができます。

 

▷周辺情報③：たまプラーザ駅界隈に点在する美味しいお店達

美味しいピザが食べられるトラットリア、落ち着いたお洒落な店内でちょっとだけ贅沢な時間が過ごせる美味しいパン屋さん、ミシュランにも掲載された美味しいお蕎麦屋さん、素敵な雰囲気なショットバー、などなど、きっと週末は新たなお店の発見が楽しみになるかと思います。

 

▷周辺情報④：北部市場、ロピア

自転車で15分くらい行くと、北部市場があり、新鮮な野菜や肉や魚を扱う店が立ち並んでいます。一般人も入ることができ、買い物を楽しむことができます。また場内には飲食店もあり、新鮮な素材で作られた絶品料理を楽しむこともできます。

その隣にスーパーマーケットロピア（ロープライス　ユートピアが由来らしい）があり、とにかく安い、安いのに品も良いと、週末しか買い物に行くことができない共働きの家庭には欠かせないスーパーです

今回の売主様も重宝されているそうです。

 

※掲載写真は2019年のフルリノベーション完了後のものです。